経営理念

経営理念

お客様の満足と我々の成長が会社発展の源です。

 創業者の鈴木縫之助は「いい仕事をすれば仕事はついてくる」が口癖だったと聞いています。
会社組織になって初代社長正義からは「常に一歩前進せよ。得意の時に油断するな、失意の時に落胆するな」「信用は社の宝なり」などの社訓が、先代社長光夫からは「人間尊重の基本方針」が示されました。
 経営者は、何をよりどころに経営すればよいのかと絶えず考えるわけで、日々の仕事を通じて、会社の背骨になるような精神を受け継げたように感じています。私が社長になりまして、社員のベクトルを合わせることが
必要だと強く感じましたので、自分の会社はどういう会社でありたいのか、を再度見直そうと考えました。
 そういう観点から社内をじっと観察すると、社員の総体というか、社風というか、そういうものが見えてきました。鈴縫の社風は、とにかくお客様に対してバカがつくほど真面目に接すること、そこまでする必要はないんじゃないか、と経営者である私が思うほどです。
ですが、その結果、多くのお客様に「鈴縫に頼んでよかった」と満足していただけるようになったのだとも思うのです。
 私たちの会社の魅力というものは、創業者から脈々と受け継がれてきている「お客様第一」に徹していることだろうと再認識することができました。そして、その「お客様第一」の精神を一層徹底するため、経営理念を「お客様の満足と我々の成長が会社発展の源です」と定めました。お客様の満足が得られてはじめて会社が成り立ち、お客様のご期待にお応えするためには、私達が絶え間ない努力をして、技術はもとより自ら人間性を高めていかなければならないということです。お客様に満足いただくことが、結果として社員の幸せにもつながると思うのです。加えて、私たち鈴縫は、企業は社会の一員であり、公器な存在であることを心に刻み、地域社会の発展に貢献してまいります。
 次の百年を迎えるにあたって、「会社の魅力」を再検証し、育成・強化していく必要はあるでしょうが、
「お客様第一」「社員の幸せ」を求める姿勢だけは変えてはならないと確信しています。

鈴縫工業株式会社
代表取締役会長 鈴木 一良